第26章 これからの道
人に恵まれた。
大切な人に、愛された。
大切にされた。
だから、間違わないでいられた。
狭い狭い
とても細い幅の道を、綱渡りのように歩いている。
一時の激情、様々な環境の変化
様々な要因で、進む道はころりと変わってしまう。
ぶつけ所のない、
幾度ぶつけても足りぬほどの、言いようのない感情。
それが暴走し、絶望し
社会にぶつけるしかなくなってしまい…「ヴィラン」となる。
そうなってしまった人に、私ができる唯一のこと…
私にしか出来ない、方法……
それは…身体を張って、ぶつかること!!
そう思って…
今、生きている。
でも…
この世界は…
とても息苦しくて、広くて
気が遠くなりそうになる。
まるで、水の中で無理やり息をさせられているような…
そんな、息苦しい気分にもなる。
けど…
笑ってられれば
笑っていられたら、マシになった。
バカなこと考えて、それで笑ってるだけで…
一緒に笑ってる。
それだけで、何か救われた気になった。
だから……なのかな。
麗日「凄いんだよ!
絶え間なく連続で攻防続けてて空中でも
教室の隅から隅まで対角線ぐらいの距離を一瞬で跳んで
壁から壁へ垂直跳びしながら続いてて!!//(ぶんぶん!!」
出久「うわああああ//」←ビデオとダブルで見惚れてる
拳をぶん回しながら熱烈に語っとる…;
普通なんだけどなあ…;←3歳からやり過ぎて慣れてる
もはや自分にとっては「普通」である。
その上、無意識の内にでも頭は常に回って考えており
それによって考えながら動けるため、常識外れの動きで仕留められ
動きに全く無駄がなく、汎用性は他を圧倒するほど。
切島「「つい最近まで国家機密だった」ってのも伊達じゃねえよな!!(キラキラ」
上鳴「ってか1/12倍速のスロー再生じゃないと動きが見えねえんだけど!?;」
瀬呂「せわしない通り越して神業的過ぎ!!;」
尾白「あこがれだ//(キラキラ」
ワイワイと騒がしいのお;(溜息)
あ、エージェントの口癖うつった;
とにもかくにも
周囲は、私とエージェントの修業戦闘の話でもちきりだった;