第1章 出会い
生後1歳になる頃には…
生後1歳11か月になった勝己と遊んでいた。
が、
恵土母「はい、また恵土の負け~^^」
恵土「しゃああああああ!!」
大人げない母親に対して、牙をむいていた。
今日もご機嫌斜め;
勝己母「あら、また負けた?(微笑」
勝己「む~)…」
勝己母「あははっ^^
だらしないんだから!♪(ばしぃん!!」
そしてまたこっちではバシィンと叩いてる。
何やかんやで愛情表現のように見えるのは気のせいだろうか?
恵土「!…」
勝己「?」
恵土「……ゆ、れ」
勝己「?」
二人母『あー』
勝己母「勝己、机の下入って」
恵土母「ほら、恵土も」
恵土「頷)うん」
勝己「む~)…まだ勝ってない」
勝己母「命がないとできないでしょ!(ばしぃん!!」
勝己「渋々)…」
渋々、勝己が机の下に潜り込んだと同時に…
揺れが起こった。
勝己母「いや~
毎度毎度恵土ちゃんの勘には助かってるわ。
それ、恵土ちゃんの個性?」
恵土母「ううん(首を横に振る)
何でかわからないけれど、うっすらと感じ取れるんだって。
霊感とか受け継いだみたいで^^;」
勝己母「あら、なら前世とかオーラとか見えるの?
あんたと同じように?」
恵土母「頷)ええ;
最近では、感情とかの変化にも敏感で
幽霊とかまで視えてるみたいで、幽霊がいる場所を見てるのよ。
最近では…
空を見ながら、ボーとしてるのが趣味みたいになってるわ;
それだけでも
変化を感じ取れれば、結構色とりどりだから;」
勝己母「へえ~。
あ、ビデオカメラつけっぱなしだった;」
そう、ビデオの前では
そう言われている声が聞こえていた。
その当時の勝己は、全部が全部わかるわけでもなく
ふぅんといった感じに受け入れてくれてた。
霊感もあったのだろうけれど
『自然の些細な変動を、敏感に感じ取っていた』
といった方が、正しかったのかもしれない。