第24章 職業体験(初日)
その告白した日、朝早く…
恵土は、学校で机に突っ伏しながら眠っていた。
その時、焦凍は尋ねていた。
蛙吹「恵土ちゃん?」
焦凍「ああ。
恋愛事情に関しての話なんだが」
蛙吹「そうね…
人のことに関してだと
洞察力があるからか、鋭いけれど
自分に向けられている好意に関してはとことん鈍いわね」
八百万「そうですわね…
鈍感を通り越して、無自覚に近いものですわ」
焦凍「そんなにか…;」
麗日「確かに相当鈍い;」
葉隠「好意を抱かれててもスルーだし」
耳郎「基本、人には頼らないし
逆に助けになろうとばかりしてくるし」
芦戸「優しいよね~^^
前に勉強教えてもらった!
あっはっは^^」
そう笑う女性陣に対し…
次に話しかけたのは
出久「え?恵土ちゃん?」
焦凍「ああ。恋愛事情に関してどうなんだ?」
出久「んー;
すっごい難しいと思う。
僕…
実はその、初恋が恵土ちゃんなんだけど//(もじもじ)
もともと、本人はかっちゃん以外は眼中にないっていうか;
それで…
幼出久『恵土ちゃん…
僕…(ぎゅ(俯いて服の裾握る))
恵土ちゃんのこと大好きだよ!//』両目を瞑りながら声の限り心から叫んだ
昔、5歳の時に決死の想いで告白したんだけど;
幼恵土『…(ぱあ)
うん!^^(頷く)
私もデッ君が大好きだよ!^^//(にこにこ』
幼出久『はわわわわわわわわ//////(どきどき』
恋愛としてのって意味に関しちゃ全然通じてなかった;
しかも…
その後で…
幼勝己『何してんだよ、デクと二人で!』
幼恵土『ぱああああ)かっちゃん!//(微笑』
かっちゃんに頬ずりしてたし;
僕にはしたことなかったし;
『結婚を前提に付き合って欲しい!!』
って言葉にしないと、全く伝わらなかったよ;(ずううん」
焦凍「…;大変だったな;」
そうして、俺は…
その日最後の修業を終えてから、告白することを決めた。
そうでなければ伝わらないし
ちゃんと、考えてもらえないと思ったから。
あいつが、爆豪一筋なのはわかってる。
見てれば、十二分に伝わってくる…
それでも…
ただ、伝えたかった。
ここにも、お前を愛している人がいることを……