第24章 職業体験(初日)
択んだ所…間違った?;
もしくは…
住所間違えたのかな?;いや、でも看板は本物で…;
精霊『声出てるわよ;』
そうツッコまれてから…
「さてと…」
腰をトントンと叩きながらおじいさんは起き上がり…
「直すかの」
そういった直後…
瓦礫を材料にして
瞬きした瞬間に、壊れる前と全く同じように建物を作り出した。
恵土「!!」
「ああ、自己紹介がまだだったの。
わしはエージェント。
ここでヒーロー稼業をやっとるもんじゃ(にっ」
優しく微笑みながら自己紹介するお爺さんに…
私たちが、思ったことは……
『ヒトって見かけによらない!!!・・;(ずがん!!!』
大岩が降ってくるほどのショックを受けながらも
その想いを言葉にできないまま、わなわなと震える中…
エージェント「ああ。
わしの個性は『製造』じゃ。
材料がその場にあれば何だって一瞬で作れる。
だから基本的には発明に準じとる。
どうしても要請があった時は
ヴィランが壊した建物の復元などをしとる。
ヒーロー稼業に関しては見廻りが多い方かの。
平和なのは何よりじゃがやることがだいぶ減ってしもうたわ(溜息」
それに呆気に取られているのを気にもせず
溜息交じりに語ってくれた。
恵土「…
(はっ!)
あの!自己紹介が遅れました!!(びしぃ!!気を付け)
私、田中恵土と申します!
雄英高校から職業体験に来させていただくものです!!
どうか、よろしくお願い致します!!(お辞儀」
ずさあっ!!!
そんな音が聞こえるようなお辞儀をすると…
エージェント「…(微笑)
おかえり^^」
恵土「?
へ?」顔あげる
エージェント「本当に…
空にそっくりじゃのお^^
反応まで全く同じとは(にこにこ」なでなで
顔をあげると
エージェントはとても上機嫌で、優しく笑いかけてくれていて
嬉しそうに涙ぐみながら、優しく頭を撫でてくれた。