第4章 幼稚園時代
その頃、切島と轟は
切島「あー。
俺、ジュースかってくるわ。
轟、門番よろしくな^^;」
轟「ああ」
そう話し合い
その声を聴かないよう、気遣ってくれていた。
『よかったな…』
再会できたことを、心の中で祝ってくれた感じがした。
膝から崩れながら、それでも離さなかった。
やっと、掴んだ。
会いたかった人を、掛け替えのない想いと共に…
かっちゃんのお母さんもまた
私と共に、膝から崩れ落ちて
それでもなお、決して離すまいとしていた。
そんな中、かっちゃんは…
その廊下の陰から、見守ってくれていた。
勝己「…ちっ」
その眼に、涙がにじんでいたことを知るものは
きっと、風と私ぐらいだろう。
そんなこんなで、ようやく落ち着きを取り戻してから…
勝己母「うわぁ~。大きくなって!」
ばしぃん!!(肩を叩く)
勝己母「筋肉もついてがっしりしてきたね!
もともとガタイは良かったけど、なおさらしっかりして(微笑」
そう笑いかけながら話してくるそれに、私は笑った。
勝己「おいお前ら、ぱっぱと入って来い!
扉閉められねえだろ」
切島「あ、悪い^^;」
恵土「友達のエージとショート」
勝己母「あら、あっという間にできたのね。
小さい時は、あんなに人見知りで
わざわざ母親のスカートの中に入って
必死に隠れようとするぐらいだったのに^^♪(くすくす」
恵土「その話はやめて!!・・;」
切島「おお。そうだったのか」
轟「…;」
勝己母「スカートはくの嫌いだったわよね?
女子生徒はスカートだけど大丈夫?」
恵土「む~)内側に半ズボンはくから大丈夫だよ」
勝己「それよりも昔のビデオ見に来たんだろ?
ぱっぱと入れ」
恵土「ほ~い」
そう言いながら
ずかずかと、私たちはかっちゃんの部屋に入り込んでいった。
だが、そこにあったのは…
恵土「?格闘?
研究熱心だね(微笑&ぱあ」←嬉しそう
勝己(隠すの忘れてた;)←見せる気なかった
昔のビデオの中に、違うビデオも混ざっていた。
そんなこんなで
やっと私たちは、当初の目的…
幼稚園時代の、私の映像を見ることができた。