第23章 修業
精霊『気にしなくていいのよ。
まあ、傍目から見ると
下手したらカップルそのものに視えるけど』
恵土「え?;」
焦凍「話しかけてこなかったのも、たぶんそれだろ」
恵土「ええ!?;」
精霊『まあ、かっちゃんとやらは
それが怒ってるってことに気付いてるけど
あんたが気付かず、ずっとやってることに腹立ててたみたいだし。
あと、ショートにも腹立ってるみたい』
焦凍「ああ、知ってる」
恵土「で!!??;
何も知らなかったの私だけ!?;
絶対そばだと思ってたのに!;
前に絶賛受けたから」
焦凍&精霊『うん&ああ』
恵土「知ってたあ゛あ゛あ゛あ゛!!・・;」
焦凍「なんにせよ、修業に入るか」
精霊『そうね。話が進まないし』
恵土「お前ら息ピッタリだな!;」
ついでに、ヒーロー名が決まってから後…
職業体験の説明があった。
相澤「職業体験期間は1週間。
肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリスト渡すから。
その中から自分で選択しろ。
指名の無かった者は
予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件。
この中から選んでもらう。
あ。あと恵土。
お前は全国から要請来てる。
外国行くのもありだがどうする?」
恵土「国内でお願いします!!;」
周囲『海外まで!!??;』
相澤「ああ。
国家機密だったのをばらしたのだって
もう、自分の身を何があっても護れるだろうとの決断があったが故だしな。
そうか。断るか。
残念がるだろうな。
母方の祖父が務めていた所は特に」←嫌味っぽい
恵土「ぐっ;
…御断りの電話は自分が;(挙手」
相澤「わかった。
くれぐれも失礼のないようにな?」
恵土「学校の電話お借りしますがよろしいでしょうか;」
相澤「ああ。そりゃ今日中に伝えた方がいいだろ」
恵土「…日本国内にするにしても…
種類多過ぎるわ!!;」
焦凍「引く手あまただな。すげえ」
淡々と言われる中、再びイレイザーが説明に戻った。