第21章 見舞い
恵土「ふぅ~。
まさか目を覚ますや否や直球マシンガンとは;」
焦凍「眠っている間に大方のことは話した」
恵土「そっか…
いきなり泣きわめき疲れて眠ってごめんな^^;」
その一言にダイブ凝縮されてるな。
焦凍「気にしなくていい。
あまり溜め込んでると、後が辛くなるからな」
恵土「…ありがとう^^
なんか、おかげですっきりした。
泣きわめきたい時に、泣きわめくのって大切だな^^」
焦凍「うるさいのも問題だがな(くす」←悪気はない
恵土「なっ!!;(がーん!!;」
なぜか、笑いが止まらなかった。
なぜか…
こいつなら、母親と会わせても大丈夫だと思えた。
ただ、一緒に居るだけで…
共に過ごすだけで、とても楽しく感じさせられるから。
なぜか、どことなく眩しくて…
心まで明るく、温かくさせてくれる。
ちゃんと視て、向き合ってくれている。
その上で…
ありのままの自分を、丸ごと受け入れてくれている。
深くは聴かず、それでも…
知ろうが知るまいが、態度を決して変えない。
それが…
「親愛の情」を示し続けてくる、恵土の魅力だと
俺は思う。
俺も願うことなら…
ずっと、友達でいたい。
恵土「明日は学校かあ」
焦凍「今日は泊まっていったらどうだ?
無理につき合わせたわけだし」
恵土「ぱあ)いいの?
んじゃ遠慮なく泊まらせていただきま~す!^^♪」
焦凍「くす)俺の布団に潜り込んでくるなよ?」
恵土「いくら温もりが恋しいからってそんなことしないってば、も~!(ぶ~!)
罰としてショートのアルバム全部見てやる(にやにや」
焦凍「さてと、先に帰って隠すか」
恵土「待て待て待てえええい;
少しぐらい見せてくれたっていいだろ!;前の時見せたじゃん!!;」
焦凍「言っとくが…俺に友達はいなかったぞ?修業で忙しくて」
恵土「私だって、かっちゃんとデッ君以外は出来たことないぞ。
高校からが初めてだ!(えっへん!!」
焦凍「胸張って言うことか;」汗
なんだかんだ言って…
こいつと一緒に過ごすのは、本当に楽しい。
恵土「んじゃデザート付けて^^」
焦凍「材料があったらな(微笑)バナナが似合いそうだ」
恵土「誰がだ!!;」
改めて…そう実感した(微笑)