第21章 見舞い
ってことで、まだもうちょっと続きます。
あれ?
見舞いじゃなくって、殴り込みじゃない?
事前に約束してない;
そう思う中
轟「一緒に、来てくれないか?」
再び響いた
その言葉に、私は目を丸くした。
轟「頼む」
そう握り締めてくる手は震えていて…
到底、断る事なんて出来なかった。
恵土「うん。わかった」
それから…
私たちは、病室の前へと訪れた。
ってあれ?
今思ったんだけど…私、初対面だよね?;
友達の母親との対面の時、どうすればいいの!!??;
がちゃ
って待って!;入るの早い!!;
思考が追いついてない!!;
轟「お母さん…」
『会って、話をしないと…』
そう思ってるのは解ってるけど、急すぎるって話が!!;
轟母「焦凍」
そう微笑みかける母親を見て…
恵土「…お母、さん?」
母の面影に似た、その面持ちに…
私は、一時…唖然とした。
友達の母親の前に居るということを、忘れてしまった。
轟「紹介するよ、お母さん。
俺の友達の…恵土?」
恵土「…」
ぽかんと、口を開けたまま固まっていた。
それに気付いたのは…
左から顔を覗き込まれて、右肘で軽くつつかれてから
ついつい←つつかれた
恵土「はっ!!)
お初にお目にかかります!(しゃきーん!!きをつけ)
ショートにいつも世話になっています恵土と申します!!(お辞儀」
轟「…おい?;」
恵土「えっと
私とショートは友達で、いつも仲良くしてもらってますです!!(あわあわ」
轟(いっぱいいっぱいになり過ぎて頭に入ってないな;
言語がめちゃくちゃになってるのに気付いてない;)
轟母「くす)よろしくね^^」
恵土「はいいっ!!(びしっ!!」
轟母「あと、楽にしていいわよ(微笑」
恵土「あ、はい」
ばたーん!!
恵土「…;力抜き過ぎた;」
轟「…大丈夫か?;」手を伸ばす
轟母「かわいい子ね^^(にこにこ」
それが…
ショートの母親との、初対面だった。