第20章 閉幕
マイク「おいおいなんだ、この閃光は!!?;」
相澤「!これは…ゼロドライブ?」
恵土「ちなみに言いますと!
この状態は最近、完全にものにしました!!
これまでの時のおかげで…
みんなと一緒に過ごしてきたからこそ、完成したものです!!!」
そう、三人がマイクをオンにしたまま叫ぶ中
白い光神と化したまま、エネルギーを凝縮させだした。
常闇「…まさに、天照大神!」
轟「早い話が太陽か」
勝己「…派手好きが」
かっちゃん、後でしめる!(ぐっ!)←今決意した
そうして…
どぉん!!
始まった花火は
今度は、目に視えるもの。
であると同時に
とても強く、印象に残るものだった。
浮かんできたのは…
バカイレイザーと書かれたものに、相澤の顔。
マイク「ぷーっ!似てるぜイレイザー!!^^」
相澤「似てねえ」怒
と同時に、次にかっちゃんの顔に
デッ君の顔に、クラスメイトの顔が次々に出されていった。
各々の呼び名と一緒に…
10秒ごとに変わるよう、うまく調整されたそれは…
210秒続いた。
恵土「辛い時…哀しい時…
その想いや苦しみを、悪夢で思い出しても
皆が居てくれたから、笑っていられた(微笑)
皆が変わらず、受け入れて…
ちゃんと、向き合ってくれたから、嬉しかった!^^//(にや))
…A組、最高ー!!^^//」
最後に万歳しながら、叫ぶその姿に……
相澤「…」
死にたいと泣き叫んでいた、小さな恵土が浮かんだ。
何度も自殺しようとして、信頼できないって顔をして
何度も拒絶して、決して受け入れようとは…距離を縮めようとはしなかった。
父親と母親の下に逝こうと、必死だった時があった。
人を信じようとせず、壁を作ろうとしてばかりの時があった。
相澤「あんなに、死にたがってたガキが…
それが
あんな顔をして、笑えるようになったんだな(微笑))
おい…
見ているか?ソラ(微笑)
お前の娘は、立派に育ったぞ^^」
セメントスが作ったリングの中央に居る、恵土を見る中
投げかけた言葉は、恵土の父親に当ててのもので…
笑いながらも、その目からは涙を流していた。