第4章 幼稚園時代
恵土「でも、そのおかげで助かったんだから優しいよ!
乱暴だけど、そういうのもいい所だよ(微笑)
それごと、全部好きだ^^」
勝己「へいへい。勝手に言ってろ」
そう顔を逸らすけど、僕には見えていた。
恵土「突っ張り意地っ張りー(ぶうぶう」
勝己「うるせえ」
ぶっぎらぼうに言って、顔を逸らしたかっちゃんが
耳まで赤くなりながら、笑みを浮かべていたのを…
恵土「絶対、誰もが笑ってられる平和にするんだ!!
理不尽なんて、この手でぶっ潰してやる!^^(ぐっ!&キラーン」
出久「ぶっ潰すって言葉が乱暴だよ!;(おろおろ」
恵土「いーのいーの!
もっと乱暴な人なら隣にいるし」かっちゃん指さす
勝己「あ゛!?」振り向く
出久「また恵土ちゃんそんなこと言ってええ;(あわあわ」
恵土「ふっ(にや」
勝己「こいつ(睨」
バチバチと睨み合う二人の間で、今日も僕はおろおろしていた。
恵土「ははっ^^
これでいつも通りだ(微笑)
皆が幸せそうに笑い合えればいいなあ^^♪(にっこにこ」
そんな恵土ちゃんの言葉に
僕は、なぜか安心して笑った。
差別しないでいてくれる人がいるって、知ったから。
一緒に笑い合いたいって望んでくれる人がいたから。
だから…
安心して、笑えたんだ。
こんな日常が、ずっと続くって思ってた。
でも、恵土ちゃんは
あれから、幼稚園を卒園するまで一緒で
小学校にあがる前に引っ越して、転校した…
はずだった。
それが、高校になって再会した。
たった一人の、大事な親友だった。
出久(でも…
あんなに人と距離を取って、一人で抱え込むような人じゃなかったのに……
辛かったら、辛いって言ってたはずだったのに…
何か…
凄く、大きなものを抱え込み続けているような感じがする……)
そう考えて、立ち止まる中…
麗日「そんなことがあったんだ」
出久「あ!ごめん、時間取らせて;」
麗日「首を横に振る)ううん!
私も、大切なことを聴けた気がするよ^^」
飯田「立派だ。実に立派だ(腕組み&二度頷く」
出久「あはは^^;」
帰りの道中…
僕は、恵土ちゃんのことを話した。
夢だったんじゃないのかって思えるほどの
幸せな想い出の数々を、久しぶりに声に出して…