第4章 幼稚園時代
恵土「だから…
たとえ持っていても、傷付けないように使え!
されちゃ嫌なら、こんなことするな!!
泣かされたくないなら…
同じ思いしたくないなら、絶対するな!!!
人にしたことは、返ってくる。
いいことでも、悪いことでも関係なしに…
悪いことを気付かずにやってる人だっている。
それが悪いことだって思ってない人だっている。
だから私は、それを止める!!
お前が、大切だから!!」
勝己「話し要約しろ!!」
恵土「お前が世界で一番大事!!
だからこれだけは譲れない!!!
お前が悪いことしたらぶっ飛ばす!!!
大切な人が間違いそうになったら
是が非でも…
殴り飛ばしてでも、絶対に止める!!!!(くわっ!!」
勝己「!!」
その言葉に、かっちゃんは驚いて目を見開いて…
それから俯いて、息を飲んだ。
恵土「それにさ…
無個性だってヒーローになれるぞ!」
出久「!え?」
恵土「私の父親も母親も、無個性だったけれどヒーローだった!!
父親は現在進行形!」
勝己「どうやってなるってんだよ。
それは昔の話だろ!
今はオールマイトが一番だ!」
恵土「知るか!!
個性がなくたってヒーローになれるよ!」
勝己「あ゛?
だからどうやってなるんだ!」
恵土「んなもん気合いだ!!」
勝己「は!?
んなもんでなれたら苦労はしねえんだよ!!」
恵土「なれる!!」
勝己「なれねえ!!」
恵土「絶対なれる!!!」
勝己「絶対なれねえ!!!」
恵土「じゃあ命かける!!!!(ばーん!!」ふんっ!(両腰に両手当てる))
勝己「意味わかんねえ!!」
出久「ははっ^^」
勝己「デク、てめーなに笑ってやがる!」
出久「…嬉しかったから^^//
恵土ちゃん、ありがと^^」
恵土「大丈ー夫!!
デッ君の心優しさは、誰よりもヒーローだよ!^^b(ぐっ!」
出久「!!」
恵土「だから絶対になれる!!ヒーロに!^^(ぐっ!」
出久「…えへへ^^//」
その言葉が、素直に嬉しかった。
勝己「けっ!(ぷいっ!」
かっちゃんはそっぽ向いて腕組みして、つまんなさそうに溜息ついてたけど…
僕にとっては、何よりも嬉しかった言葉だったんだ。
その当時、そう言ってくれた人は…
その、恵土ちゃんだけだったから(微笑)