第17章 雄英体育祭
勝己「…」
恵土「?どしたのかっちゃん。
先週昼休みにしたあーん、気に入らなかった?」←空気を読んでるつもり
勝己「ちげぇ」
恵土「…もしかして…
生まれてきてくれてありがとうって口移しした方が!?//(ぼんっ!!」口押さえ
勝己「ちげぇ!;」
恵土「はっ!!)
そうだ!一番大事なことを忘れてた!!」←確信持ちつつ
勝己「あ?;」←嫌な予感しかしない
恵土「かっちゃん…
夜中0時からのあれは、小さい時からずっとやってて
5歳の時、「じゃ!帰る!」って言って飛んだ瞬間に
私の腕掴んで止めれてたじゃん!!
それを掴めてなかったら残念がってたのか!?」←見当はずれ
勝己「だからちげぇっつってんだろ!!;」
恵土「…ま、いっか」
勝己「いいんなら言うな;」
恵土「じゃあ弁当は一緒に食べよっか。
かっちゃんママにも弁当作って渡してるし」
勝己「溜息)はあ;
勝手にしろ;(汗」
なんだかんだで二人だけで話し合っている中…
他の人たちは
「緊張する」などといったことを話し合っていた。
それから後…
いよいよ、入場することになった。
ぶつけたい想い
想い続けてきた、夢
叫びだしたい感情
泣きたくなるような、積み重なり過ぎた想いによる涙…
全てを、ここに込めよう。
(左拳を握り締め、力を籠める)
そして…
解き放とう。
その全てが、『自分』という存在だから―
恵土「微笑)…」
そんな「想い」を胸に
真剣な表情で、微笑みと共に睨み据えるは
新たなステージ――
会場に入った直後
視界が開けて、その観客も含めた全貌が一気に入り込むように見えた。