• テキストサイズ

越えてゆく者【ヒロアカ】

第15章 悪夢




恵土父「甘い!!」
ばしぃ!!どざっ!!!

恵土「っ」
恵土父「咄嗟に体をいなしたか…

受け身はうまくなったが、体の使い方が雑だ!!


全身の力を凝縮させるような動きにしろ!!



その相手によって加えられた力も生かし、最大の威力にしてだ!!

最小最速の動きで、最大の力を発揮するようにしろ!!!



一瞬でできなければ

相手に個性を使わせれば負けると思え!!


使わせる間さえ与えなければ、何とでもできる!!!」

幼恵土「はい!!何度でもお願いします!!(すくっ!!」

恵土父「かかってこい!!

俺を越えるその瞬間、それをも越えてみせる!!!」


幼恵土「でやああ!!」

恵土父「まだまだあ!!」



幼勝己「…すっげえ…」

たった3歳で、見せつけられた光景…


それは、当時にとって

No.1ヒーローの親父と渡り合う、衝撃的なものだった。



そして…

事務所への依頼で
アメリカに出張して働いていた時、本場でNo.1になったらしい母親の個性もまた


いや、特殊能力もまた

制御は完全とは言えなくとも、全て感じ取れるようになっていた。



努力を惜しまねえで

必死に頑張っているあいつを、俺は見てきた。




それで…

修業尽くしだったあいつを見て……



こいつなら、って思った。




実際…

こいつは、ちゃんと見てくれていた。


どんな部分でも、ありのままに…

ちゃんと向き合って、それごと受け入れて。



俺の憧れで…

精神的な、支えでもあった。



悪いことしたら

どんな理由があっても、何であってもダメだって…



けど…

誰よりも、良い所ばっか見て



幼恵土「乱暴でも、本当は乱暴じゃないよ。

心配してくれたからなんでしょ?


だから、余計にそうなっちゃったんでしょ?

ちゃんと、大切に想ってくれてるから」


最初は、「何でわかったような口を」なんて思いかけてた。


でも…

違ったんだ。



ホントは……


/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp