第14章 亀裂
その涙を見て…
息が止まった。
麗日「あ…」
恵土「うああああああ!!;
私のバカあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!;」
ごんごんごん!!(壁に頭叩きつける)
そんな中、教室では…
切島「なあ、緑谷って恵土と爆豪と幼馴染なんだろ?」
出久「う、うん;」
切島「あいつらって喧嘩したことあるのか?」
出久「初めてだよ…
二人が、喧嘩するのは」
正直、どうすればいいかなんてわからない。
でも…
動かなきゃ、何も始まらない!!
何も、変えられない!!!
だから…行かなきゃ!!!!
二人の下に駆けつけようと…
僕は、走り出した。
どこかも解らずに…
でも、たぶんあそこだと思う。
僕等が初めて遊んだ場所
公園…
そうして走っていく中…
教室から靴箱までの道中で
麗日さんが追いかけてきて、話してくれた。
麗日「ごめん、デク君。
あんな涙見たら…
止めれんかった;(汗」
出久「!!
…
(やっぱり
あの言葉、本心からじゃなかったんだ…」
気まずそうに伝えられる中、そう考えていると…
麗日「やっぱり…
本心からじゃなかったんやんね?」
出久「…うん。
恵土ちゃんの性格上、そういうこと自体ないと思うよ。
本来なら、絶対(真剣」
麗日「うん。
私はまだ、付き合い短いけど…
そう思う」
出久「うん!(微笑&頷)
(よかった…
ちゃんと、解ってくれる人ができて(微笑」
麗日さんが、恵土ちゃんのことを解ってくれていることに
どこか嬉しく感じて、笑っている中…
当の本人が腕組みして考え出した。
麗日「あれから走ってったけど、一体どこに…」
出久「あ、大丈夫。
おおよその見当はついてるから」
それから僕等は、公園へ向けて走っていくと
案の定、恵土ちゃんが居て…
すぐ近くに、かっちゃんが居た。
そして…
恵土&勝己『うおおおおー!!!!』
殴り合い始めた!!??;