第3章 個性把握テスト
飯田「緑谷君はこのままだとまずいぞ」
勝己「ったりめぇだ!無個性のザコだぞ」
飯田「無個性!?
彼が入試時に何を成したか知らんのか?」
勝己「はあ?」
恵土「…(ピクッ)
(大型のあれを倒したか。
素手で、バッキバキになったが」
出久(絶対なるんだ…!)
ふと、決意を新たに使おうとするが…
「46m」
恵土(わざわざ使うのか;
確かに、今後のためには必要かもしれないけれど…;
バカイレイザー;)
出久「なっ…今確かに使おうって…』
相澤「個性を消した。
つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前のようなヤツも入学できてしまう」
出久「あのゴーグル…
そうか!視ただけで人の個性を抹消する個性。
抹消ヒーローイレイザー・ヘッド!」
「俺知らない」
「聞いたことあるわ。アングラ系ヒーローよ」
オールマイト(仕事に差し支えると
メディアへの露出を嫌っているからな。
そうさ緑谷少年。私は彼と馬が合わないぞ)
相澤「個性が制御できないんだろ。
また行動不能になって、誰かに助けてもらうつもりだったか?」
出久「そんなつもりじゃ…」
相澤「どういうつもりでも
周りはそうせざるをえなくなるって話だ。
昔、暑苦しいヒーローが
大災害から1人で1000人以上を救い出すという伝説を作った。
同じ蛮勇でも
お前のは、1人を助けてデクの坊になるだけ。
緑谷出久…
お前の力じゃ、ヒーローになれないよ。
個性は戻した。
ボール投げは2回だ。とっとと済ませな」
飯田「指導を受けていたようだが…」
勝己「除籍宣告だろ」
青山「彼が心配?僕は全然(キラン」
麗日「誰?きみ」
そう、話し合う中…
ボールを握り締めながら、考えているようにも視えた。