第14章 亀裂
昔だったら…
いつも、自分のことを何も言わないでも教えてくれた。
でも、今となっては全然……
つまりを言うと
やっぱり抱え込むように変化してしまったんじゃ?
そう考え込んでいる中
麗日「デク君、次移動教室だよ?」
出久「あ、ありがと!」
あれ?恵土ちゃんは?
恵土「わ~ん!;返せ~!;(ぽかぽか」
相澤「家でな(スルー」
てくてくと歩いていく相澤先生について行く形で
軽く肩たたきみたいにポカポカ叩きまくっていた;
が
恵土「くっそぉ~!(ぷんぷん)
次の授業が終わった後
イレイザーの机の上に子猫を置いてやる!(ぷくー!」
後で聞いたけれど
そんな仕返しは、逆に腹立たせてしまったそうな…;
恵土ちゃん曰く
「気を使ったのに(ぷんっ」らしい^^;
だけど…
恵土「?」
移動中、動きが途中で止まった。
恵土「くらっ)…」
頭がぐらぐらしだした。
がしっ
勝己「…行くぞ」←支えてる
恵土「…ありがとう(微笑」
勝己「いちいち気にすんな。
通り道で止まられると邪魔だってだけだ」
恵土「なにを!?;」←ちょっとショック
かっちゃん…;(苦笑)
麗日「やっぱり恵土ちゃんのことが好きなんかな?
さっきだってキスされてたし(微笑」
出久「う、うん。
ずっと、小さい頃から相思相愛で…
3歳の時に結婚する約束したらしいよ;
おまけに
生前の恵土ちゃんの両親からも了承もらって、許婚なんだって;」
麗日「え!?」
出久「そう言えば幼稚園で自慢げに言ってたなあ;
それで恵土ちゃんに話しかける男子は僕とかっちゃん以外いなくなったけど;(苦笑」
飯田「だが…
他の人と態度が違い過ぎないか?
昨日の放課後とは明らかに違うが;」
出久「あ。
あの時は多分…戦闘を控えているから?かな;」
『なるほど』
でも、どこか歪だった。
いつも笑って、元気にやってるのは変わらない。
でも…
なにか、おかしい。
ふと、僕は思っていた。