第12章 各々の胸に
『多くを望むよりも…
まず、目の前にある大切なものを視てやれ。
それは、いつまでもあるものじゃないから(微笑』
それが、あの人の口癖だった。
そして…
今、あの人の娘もまた
それを理解し、受け継いでいることだろう。
昔から、その点に関しては
念入りに教え込んでいたらしいからな。
さてと、その娘は(ちらっ)
恵土「お化けええ;
お化けええええええ!!;(ガクブル滝涙」
相澤「うん、とりあえず殴らせろ」
壁を背にそれでもなお後ろに行こうと逃げながら
涙を流しながら、がくがく肩まで震えまくってやがる;
恵土「もう嫌だこんな世界!!死んでやるううううう!!;」
相澤「どんだけ安い命だ;」
恵土「幸せだって思った私が間違ってたあ゛あ゛あ゛あ゛;;
わああああああ゛!!・・;」
相澤「どんだけ安い幸せだボケ」
恵土「うわああああああああん;;;;」
相澤「やれやれ;(汗&溜息」
そう言えば聴いたことがあったな…
恵土父『恵土が3歳の時
お化け屋敷に入って、たくさん脅かしてやったんだ。
ほら、可愛いだろおおお?(キラキラ』
紛れもなくあんたのせいだ。
自慢げに『泣きじゃくってる写真』見せるぐらいなら
お化け屋敷でも笑顔でいられるようにしろよ。バカか?
恵土「うわああああああああああああ;;;」
ほら見ろ。
あんたのせいで変に怖がっt
恵土「イレイザーが怪我まみれえええええええ;;;」
そっちじゃないのかよ;
相澤「あー。おい;
人の話を少しは聴k
恵土「今すぐ力よ!
力を解放せしめたまええええ!!;
あぶらかたぶr
相澤「話聞けボケ!!!」
ばきぃ!!!
あ…
殴っちまった。
まあいいか。
こいつのことだからまた平然と起き上がって…
5分経過…
恵土「ちーん)・・;」
相澤「おい!?;」
どうなる!!??;←展開予測不能