第11章 真実
がしっ!
恵土「え?
わああああ!!;」
オールマイトに襟首を掴まれ
勝己に向けて、投げられた。
勝己「!うおっ」
がしっ!!
恵土「か…っちゃ」
そしてそれを
勝己は、咄嗟に受け止めた。
勝己「おい」
恵土「ただいま;」
勝己「それより戦えるか?」
恵土「心配しろや少しは!!;(くわっ!」←起き上がった
そう言いながら、ふらふらと立ち上がると…
視えたのは……
オールマイトが、私とヴィランの間に入って
戦おうとしている所だった。
サポートに入ろうとする中
プロの本気を見ていなさいと諭していた。
恵土「そういえば、私がヴィランに向けて
大爆発と、大氷壁の無数の刺を撃ってた矢先
デッ君が死柄木に打ち込んでたよな?
脳無が受け止めてたみたいだが、腕は平気か?」
出久「あ、大丈夫」
恵土「そっか。よかった(微笑」
ぜえぜえと息を荒らしながらも呟かれる中
死柄木「ちっ。
脳無、黒霧、やれ。
俺は子供をあしらう」
死柄木が走り出した。
オールマイト(確かに時間はもう1分とない。
力の衰えは思ったよりも早い!)
死柄木「さあ、クリアして帰ろう」
オールマイト(しかし、やらねばなるまい!
なぜなら私は…
平和の象徴なのだから!!)
オールマイト「ぬぅあああっ!!」
そう叫びながら全力で、脳無を殴る中
立っていてもなお、吹き飛ばされるほどの爆風が起こる。
そして凄まじい風を起こしながらも
その中央で殴り合っていった。
黒霧「くっ。近付けん」
死柄木「おいおい。
ショック吸収って、さっき自分で言ってたじゃんか」
オールマイト「そうだなぁ!
君の個性がショック無効ではなく吸収ならば、限度があるんじゃないか!?
私対策?私の100%を耐えるなら…
更に上からねじ伏せよう!」
出久(血を吐きながら全力で…。
やたらに撃ち込んでるんじゃない。
一発一発が全部…100%以上の!)
オールマイト「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの!
ヴィランよ、こんな言葉を知ってるか!?
更に向こうへ!
PlusUltra!!!!」
その言葉の叫びと共に、全力で殴り飛ばし
脳無は、空の向こうへと飛んでいった。