第11章 真実
そしてまた…
死柄木「黒霧…
出入り口をおさえられた。
こりゃあピンチだなあ」
こちらでも、戦いの結末へ向けて動き出す…
勝己「へっ。このうっかり野郎め。
やっぱ思ったとおりだ。
モヤ状のワープゲートになれる箇所は限られてる。
そのモヤゲートで実体部分を覆ってたんだ。
そうだろ?
あんとき…
「危ない危ない」
全身モヤの物理無効人生なら
危ないっつう発想が出ねぇもんな」
黒霧「くっ」
勝己「動くな!」
BOBOBOBO
勝己「怪しい動きをしたと俺が判断したら
すぐ爆破する!」
切島「ヒーローらしからぬ言動…」
死柄木「攻略された上に、全員ほぼ無傷。
凄いなぁ最近の子供は。
さっきだって、空間無効化のあいつがやられたしな」
勝己「!」
切島「あれ?恵土は?」
その言葉に、あたりを見渡すもいなかった。
死柄木「恥ずかしくなってくるぜ、ヴィラン連合。
脳無」
そう言われるや否や
半身が再生していくのが見えた。
出久「体が割れてるのに動いてる」
オールマイト「みんな下がれ!
なんだ?
ショック吸収の個性じゃないのか?」
死柄木「別にそれだけとは言ってないだろ。
これは超再生だな。
脳無はお前の100%にも耐えられるよう改造された
超高性能サンドバッグ人間さ。
まずは出入り口の奪還だ」
その直後、殴りにかかった。
オールマイト(速い!!)
恵土『私が行く!!』
そう隠れていた結界内部から、念波で伝えるも
身体は既に、どちらも動いており…
爆風が凄まじい勢いで吹き荒れ
生徒の三人が吹き飛ばされる中…
出久「か…かっちゃん!」
そう叫ぶも
出久「かっちゃん!?避けたの!?凄い!」
勝己「違ぇよ。黙れカス!」
気付けば隣に居た勝己に、思わず叫んでいた。