第11章 真実
恵土「くそっ。まだ体が」
私は、思うように動かない身体に毒つきながら
力を応用して、身体を動かさせようとして
出久「蛙吹さん。相澤先生担ぐの代わって」
蛙吹「うん。でも、何で?」
峰田「緑谷!」
デッ君は、オールマイトの所へ
即座に走り出した。
出久「嫌だ!
嫌だよオールマイト!
あなたに教えてもらいたいことが、まだ山ほどあるんだ!!)
オールマイトオオオオ!!」
オールマイト(緑谷少年!?
君って奴は…!!)
そう、涙目ながらに手を伸ばす中…
黒霧「あさはか…」
その目の前に
突如として、ワープゲートを作り出す黒霧が現れた。
そして…
ゲートに、飲み込まれようとした矢先
勝己「どけ邪魔だデク!」
黒霧を爆破で吹き飛ばした直後
勝己「おっらあああああ!!」
実体である鎧部分を掴んで、地面に押し付けた。
その次の瞬間
脳無の右半身を足を通して凍らせていき
オールマイトの腰部分を掴んでいた手をゆるめさせた。
オールマイト(氷結!?
…轟少年か!)
轟「てめぇらがオールマイト殺しの実行する役だとか聞いた」
オールマイト(私が凍らないギリギリの範囲を、うまく調整して。
おかげで、手がゆるんだ!!)
そう、手を掴みながら振りほどき…
ショートの隣に着地した。
恵土「!かっちゃん…ショート
(ぴくっ)エージもか」
そう呟いた矢先、死柄木に攻撃するも避けられる。
切島「あれっ?いいとこねぇ!」
勝己「スカしてんじゃねぇぞモヤモブがァ!(微笑」
轟「平和の象徴はてめぇらごときに殺れねぇよ」
出久「かっちゃん…みんな…!」
涙が浮かび
すぐ、それをぬぐって死柄木と向き直る中
別の場所では
相澤先生を移動させようと、他の人たちも動き出し
13号「ここは、オールマイトに任せて…
先輩たちが合流したら、安全な場所に…」
芦戸「はい!」
13号が指導していた。