第11章 真実
死柄木「効かないのは、ショック吸収だからさ。
脳無にダメージを与えたいなら
ゆ~っくりと肉をえぐり取るとかが効果的だね。
それをさせてくれるかは別として」
そう語られる中
オールマイト「わざわざサンキュー!
そういうことなら、やりやすい!」
そう叫びながら、脳無の背後を取って抱き締め
ずっどおおおん!!!!
凄まじい音と共に、爆発みたいになっていた。
…だが
恵土「サンキュー…相棒」
弱々しい声が響いたのは
空間ごと影響を無効化させる力を、結界として
意思を持っている力が、恵土に対して囲う様に行っていたからだった。
峰田「なんでバックドロップで爆発みてぇになるんだろうな!
やっぱダンチだぜオールマイト!」
蛙吹「授業はカンペ見ながらの新米さんなのに」
峰田「やれ~!金的を狙え!」
蛙吹「私たちの考え過ぎだったかしら…凄いわ!」
出久(でも…知ってるんだ。
通学中は毎日リアルタイムのヒーローニュースを見てるから。
13号先生がひっそり立てた3本指はきっと活動限界のことだ。
僕だけが知っている!
オールマイトの秘密と…そしてピンチを!!)
オールマイト「ッ…
そういう感じか」
死柄木「コンクリに突き立てて動きを封じようとしても無駄だぜ?
脳無は、お前並のパワーになってるんだから。
いいねぇ黒霧。
期せずしてチャンス到来だ」
黒霧がワープゲートを作って
脳無の上半身を別の場所から出して掴ませていた。
オールマイト「そこは弱いんだ。
やめてくれ!)
くっ。
(何というパワー!)
君ら、初犯でこれは…
覚悟しろよ!」
咄嗟に脳無から手を離し、掴まれた昔の怪我のある場所
そこから手を離させようと、脳無の手を掴むも
死柄木「…黒霧」
黒霧「私の中に血や臓物が溢れるので嫌なのですが
あなたほどの者ならば喜んで受け入れる!
目にも留まらぬ速度のあなたを拘束するのが、脳無の役目。
そしてあなたの体が半端にとどまった状態でゲートを閉じ…
引きちぎるのが私の役目(にや」
そのピンチに…
二人が、動き出そうとした。