第11章 真実
ヴィランが、足元に複数撃つ。
それを小さくジャンプしてかわし
再び続く第二波を、走って移動して避けながら
その爆風を固めながら反撃と同時に、防壁生成。
その瞬間、噴水の周囲にまだ居るはずの
『10人程度のヴィラン集団』が襲い掛かってきた。
恵土「邪魔すんな」
そう言いながら、空間無効化ヴィランに向けて攻撃と同時に
放出によって生み出された爆風を応用し
ヴィラン集団を、竜巻の渦に巻き込み
と同時に、上へ跳んで
再び空中で、空間ごと空気を超圧縮させた板を生成
そして踏むと同時に、進行方向とは逆方向へ向けて放出
それによって、渦の中心に向けて跳びながら
渦を貫きながら、ヴィラン集団を纏めながら気絶させる。
着地(ヴィラン集団の気絶)と同時に
それらの一連の動きによる爆風をも
全方向に分散したそれら全てを、空間ごと圧縮させて空間無効化ヴィランに放出。
息つく間のない連撃
全ての行為を無駄にせず、ぶつかり合う攻防。
その熾烈を極めた戦いは…
みんなが黒霧によって
ばらばらの地点に飛ばされてからもなお、続いていた。
13号が飯田に対して
救援要請を頼んだ際、その現状にやっと気付いた。
恵土「こういう時こそ動け!!
お前は…
クラスの代表、学級委員長だろ!!??」
飯田「!!
くっ!(ぎり」
恵土「ぱっぱと行け!!」
その言葉と同時に、先程の10人とは違う
8人ほどのヴィラン集団が、飯田を止めようと襲い掛かろうとし
その間に割って入りながら、再び攻撃と防御が続いていた。
恵土「射撃か」
それを日本刀を生成と同時に
飯田を背にしながら振り下ろし、弾を斬り
凄まじい爆風を生み出し
ヴィランたちを纏めて、階段下へと落下させた。
恵土「風月流、剛の秘剣…
風牙爆裂(ふうがばくれつ)」
どんっ!
『かっけえ!!(キラキラ』
その剣術の名を呟きながら
切った後もなお、構えをとかないそれに
思わず、すぐ近くに居た生徒たちは呟いていたそうな。