• テキストサイズ

越えてゆく者【ヒロアカ】

第9章 田中恵土:オリジン




『あなたがいて、よくないと思う人は

確かに、この世にいつか現れるかもしれない。



でもね…

私は、あなたがどれだけの時を過ごそうが


どれだけ変わって、醜く生き永らえることになったとしても

大事な存在なの^^;;』


忘れないよ…




『何物にも代えられない大切な存在…

それは…


あなたのように、たくさんの時と…

それまでの想いを込めて産んだ…大切な、子供なの』


絶対に。






今までの時が

今までの想いの積み重ねが…


そのものが、私だから。




私は…

両親に、愛されて生まれてきた存在だ。


(出てきた言葉については、36~42ページ参照です。

母との想い出)






そんな思いと共に、真剣にたたずんでいた。


全て、もらってきた。




思いも、想いも

挫折も、乗り越えてきた日々も…


全てが折り重なって、今がある。




それが、遠くない未来において

同じように、大事なことを知って欲しい。


お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん…

何であんなに必死に護ったのか、解った気がする。



力を目覚めてない状態で戦ったら、危ないからじゃない。

ただ、自分の子供だから
家族だから、大事だから護ったんじゃない。


この想いを

いつか分かって欲しいから、生かしてくれたってことが骨身に沁みて解る。



そう考えながら、目的場所に立ち

私は歩みを、一歩一歩踏みしめていった。


これまでの歴史も

それまでに、託されてきた想いも…




全て、この身に感じながら……



/ 464ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp