第8章 学校生活
~おまけ・続~
悪乗りの結末
がらっ
相澤「何やってんだ、席につけ」
そう頭を叩こうとした瞬間…
水人形が、一瞬で大きくなって取り押さえた。
相澤「!!??;」
恵土「説明します。
自身と全く同じ力を持ち
なおかつ「自身が助かるような行動」をとるような
「自身とは違う意思、心を持つ念獣」を作ったものです。
形は、白い綿雲人形。
例えば人形自身の意思で分身を作り出すことで戦力を増強したりなど
バズーカを作って周りをブッ飛ばしたりなど、
行動は自由そのもので制限されていません。
自分自身の意思で、元となる水分の補充が出来
私自身の体へと、エネルギーとなって戻ってくることも可能。
大切にすればするほど、その相手に懐き
護ろう、救けようとする意思が強まる傾向があります。
大切にしてくれた相手へと形を変え
同じ個性を使用でき、身代わりや囮になることも可能です。
あまりに強力なので
戦闘では使用せず、家の護衛などにご使用ください。
あなたのためになりませんので。
以上、注意書きでした」
『おおおおおおおおお』
出久「あの相澤先生が押さえられてる;」
勝己「プロだから大丈夫だろ」
轟「だろうな」
そういった矢先…
恵土「ごめん、大丈夫?;」
その個性によって作り出された後のものまでは
視るだけで解くことができないため
個性をといて、声をかけると…
相澤「……
没収だ!!・・」
『えええええ!!!!??;』
無論、お金も返すことになるかと思われたが…
買い取ってくれた本人に懐いて
作った本人の言うことも聞かず、護衛となってくれたのだった。
そのため、買いとった周囲(クラスメイト全員)から
『お金は返さなくていい』と言われたのだが
恵土「やっぱり、奉仕活動がヒーローの勤めだから返すよ。
悪乗りしちゃってごめんな^^;」
そう謝りながら、一方的にお金は返した。
やっぱりお金は欲しくないし。
そんなこんなで
イレイザーにも懐く人形が現れて、大変だった。
そして
家の掃除を命じるや否や、その人形は飛んでいった。
もしも…
もしも、自身を護って欲しいといっていれば
未来は、変わっていたかもしれない。
そんな話しであった。