第8章 学校生活
そんなこんなで……
何で怯えたのかと問われれば
知っての通り
『エンデヴァーは
目的を果たすためなら、手段を択ばないタイプ』だと視えたから。
本能的に感じ取ったのかまでは解らないが
がくがくぶるぶると、トイレの中で一人震えていた。
轟「騒がしくてすまなかった;」
そう、溜息交じりに
頭を下げられて、謝られた。
なぜか、深い問題があるようにも視えたが
恵土「大丈夫だよ」
でも、それ以上に思ったのは…
恵土「一緒に過ごせて、楽しかったよ^^(にっこり」
轟「!…//
また、来ないか?」
恵土「頷)うん。
そっちの都合がよければ、また来たいな(微笑」
轟「ふっ)いつでも来い」
微笑みながら答えてくれるそれは
とても、嬉しいものだった。
轟「それはそうと、もう帰るのか?
まだ夕方だぞ?」
恵土「明日の準備もしなきゃだし
何より、腕によりをかけたいから!^^(ぐっ!」
そう左腕で力こぶを作り
そこを、右手でぽんぽんと叩きながら言うと
轟「ああ。
楽しみにしている(微笑」
そう笑いながら
制服からTシャツに着替えたショートは、私の帰りを見送ってくれた。
轟姉は、送っていけば言って心配してくれたが
大丈夫ですと、丁重に断って帰っていった。
そうそう
あと一つ、言い忘れていた。
普通に、ショートと帰る方向が一緒だった。
っていうか
イレイザーと暮らしてる家への道中の、通り道で
ずっと気付かずに、真ん前を通っていた。
そんなこんなで
またも、濃い一日を過ごしてから…
次の週、月曜日
雄英高校の前には、人だかりができていた。
オールマイトが雄英の教師に就任したってニュースは
全国を驚かせ
連日、マスコミが押し寄せる騒ぎになっていたそうで…
誰もが、そのことを知っていた。
が、私はクラスメイトに聴くまで知らなかった;
そう、誰もが…
そして
その中には、ヴィランも含まれていた。