第2章 再会
書かれた言葉…
それは
『Kaleidoscopic Energy Integrate Trance Operation.』
相澤「Kaleidoscopic Energy Integrate Trance Operation.
(カレイドスコピック、エナジー、インテグレート、トランス、オペレーション)
略して、KEITO(恵土)。
意味は…
絶えず変化する全てのエネルギーと一体化し、自在に行使する力だ。
全てのありとあらゆるものは、エネルギーという存在によって成り立っている。
そして全ての事象は、エネルギーというものに関与している。
この個性を使ってできることは、エネルギーの主導権を奪うということ。
それとは、すなわち…
『全ての事象の支配』を意味する」
『!!!』
相澤「今から呼ぶが、特別扱いはするな。
あえて普通に接してやれ。
あと、キレたらやばいから気を付けろ」
『ええ!?;』
切島「いきなり過ぎだろ!!;
心の準備は?;」
相澤「できなきゃ殺されるぞ?
俺がいれば、まだマシかもしれんが。
あ、あと一応言っておく。
私服でズボンはいてるが女だ」
いきなり過ぎる展開に、冷や汗交じりに叫ぶ中
そう言って扉を開けた。
だが……
相澤「………
あー(がしがし」
後ろ頭をかきながら、思い出したように溜息をついた。
相澤「縛り付けたままだったの忘れてた」
『ええええええええええええええ!!!!??;』
うっかりミスという、珍しいことが起こった;
が…
ずん。ずん!ずん!!
凄まじい足音が、段々と近付いてきた。
芦戸「え…」
耳郎「段々、近付いてない?;」
そして…
教室の扉の前に立つや否や
だぁん!!!
((扉蹴っ飛ばして入ってきたあ゛あ゛あ゛!!!;))
僕等の心中の叫びと共に
扉そのものが粉塵と化す中、ゆっくりと入ってきた。
煙と共に現れたのは…
紛れもなく
僕等の、幼馴染だった。