第2章 再会
A組の教室、入り口で話している中…
?「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。
ここはヒーロー科だぞ」
((な、なんかいる~!!))
?「担任の相澤消太だ。よろしくね」
寝袋に入ったまま、やってきた担任がいた。
それから…
全員が席について、静かになったのを見てから立ち上がり
相澤「よし、全員そろったな」
八百万「あの、すみません(小さく挙手)
私の後ろに、もう1つ席があるのですが…」
相澤「ああ。
そいつのことについて、先に予め話しておく。
雄英において
歴史上、今までなら4つしかなかった推薦枠に対し
特例として入ることを許された、唯一の学生だ。
異例のため、21番目としてA組に在籍することになった」
麗日「それってどういう条件で入ったんですか?」
相澤「…はっきり言っておくと
あいつは単体で、既にプロヒーローレベルだ。
だが、その個性があまりに強過ぎて
もしも暴走すると、世界の消滅に関わる。
つまり、敵に回ると厄介過ぎる。
そのため
今の今まで
プロヒーローたちが、国家機密の存在として彼女を護り続けてきた。
特例ってのは
そいつをヒーローとして活動させるために強制的に入れたことだ。
本人の意思に関係なしにな」
『!!!』
その言葉に、全員が息を飲む音が響いた。
出久(一体…どんな個性が?;)
冷や汗交じりにつばを飲み込む中
相澤「名前は田中恵土」
勝己&出久『!!』
相澤「だが、名字では呼ぶな。
理由は…
まあ、幼い頃の事件でひどい目に遭ってきた。
トラウマってもんらしく、ひどく厄介なんだがな…
今でもフラッシュバックが起こって、大変なんだと」
飯田「挙手)びしぃっ!!)
個性についてはどのようなものなんですか!?」
相澤「我々プロヒーローが、名前になぞって名づけたんだが」
そう言いながら、黒板に書いていった。