第7章 戦闘
A組の教室では…
恵土「?私の個性?」
轟「ああ、細かくは聴いていなかっただろ?」
恵土「あー。確かに」
切島「俺も気になる」
恵土「解った、教えるよ」
八百万「よろしくお願いします(お辞儀」
恵土「んと…
私の父親、エクシードは無個性で通ってたけど
実は個性があったんだ」
『え!!??』
恵土「といっても、戦闘には意味のないようなものでさあ」
切島「どんなものだったんだ?」
恵土「確か
『生まれてくる子に、祖先の個性を全て受け継がせる個性』だって」
『!!??』
切島「すげぇ量になるぞ!?;」
恵土「といっても
祖父母の兄弟とかは含まれてなくて
自分が産まれてくるのに直系の者たちだけって感じで…
私は第5世代だから…こんな感じかな?」
第1世代(抗祖父母)が16人
第2世代(曾祖父母)が8人
第3世代(祖父母)が4人
第4世代(父母)が2人
第5世代=私で1人
図で見たい場合は、ホームページの相関図をどうぞ。
恵土「総合計して、30人の個性が
私一人に集約しているって感じ」
『おお~』
恵土「と、言っても…
それ以外にも個性があるんだよね」
『?』
八百万「相澤先生が言っていた
『Kaleidoscopic Energy Integrate Trance Operation』が
それらの集約した個性なのでは?」
恵土「う~ん。
正確には、ちょっと違う。
発現者は、私以外にも
歴史上、何回も同じ現象があったみたいなんだ。
個性が溢れてきたよりも前に、超能力者とかで
でも、こんな個性なければって憎まれたりもしたり…
超常黎明期(ちょうじょうれいめいき)…
社会が、まだ個性の出現について行けてない時代にも
持ってた人がいたらしい」
『!!』
恵土「突如として、人間の規格が崩れ去り
法律は意味を失い、文明が歩みを止めた時代だ。
先代は使おうとはせず、無理に混乱を生み出すまいとした。
まあ、最初の時は気付かずに発現して大変だったらしいがな」
そう説明すると、驚く人たちの方が多かった。