【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第24章 24話
「合格おめでとうございます!レオリオさん!!」
「おう、これも名前ちゃんのおかげだぜ~、試験が終わったら礼をさせてくれよ」
「いえ、そんな!私そういうつもりはまったくないので・・」
「なんだよ、いいんだって。何でも言ってくれよ」
「・・・それじゃあ、まだしばらくおぶさってていいですか?」
「? もちろん朝飯前だけどよそんなんでいいのか?変な奴だなー」
「えへへ」
おんぶしてもらうなんて何歳ぶりだっけな
長身のレオリオの上から見る景色はなんとも新鮮で、きょろきょろと辺りを眺めていると
隣を歩くゴンと目が合い少し笑われてしまった。
恥ずかしくなり顔をそらすと、今度は反対側を歩いているクラピカとバッチリ目が合いクラピカにも笑われてしまう。
くすくすと笑う2人にレオリオと私はひたすら困惑した
「いや、すまない・・っなんだか気が抜けてしまってな」
「本当、3人そろって合格できてよかったよ」
「ハハハ、なんだそういう事か!俺の顔に何かついてるのかと思ったぜ」
「うそ!2人とも私が子供みたいだと思って笑ったんでしょ!」
「あははは、解った?」
「私も、まるで親子の様だと少し・・っフフフ」
「!?なっ・・!!お前ら!!流石にそりゃないだろ!!どんだけ老けて見えてるんだよ」
「そーだよクラピカ、親子はちょっと言いすぎだよー!あはははは」
「あ!!コラ!!待ちやがれ」
そんな事を話している間にスタート地点である海岸が見えてきた。
ゴンはレオリオを茶化すと走り出し、それをレオリオが追いかける
「わっ!キャー!!レオリオさん!!あぶない!!あぶないからはしらなっ・・イヤーー!!」
私は振り落とされないように必死にレオリオの首につかまった。
第四次試験終了はこうして無事に終わりを告げた。