【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第121章 121話
すると、団長の後に続いて全員が廃墟を出ようと立ち上がる
え?これで終わり…?
「お仕事の邪魔にならないようにします!」
遠ざかるクロロの背中に向かって、最後にそう言うと
私を追い越しながらフィンクスとウボォーが声をかけてきた。
「お前にオレ達を止められると本気で思ってるのか?」
「いいじゃねえか!やれるもんならやってみろ!!」
「ウボォーは好きだもんなあ、こういうチャレンジャー」
ノブナガはニヤニヤと何やら楽しそうだ
「そうだ、団長誰がコイツを見張るか指示出していかなかったな」
ゾロゾロと歩みを進める一団に付いていると、フィンクスがそう言い始めた。
「シャルが連れて来たんでしょ?シャルでいいんじゃない?」
「あのな~!オレは明日の計画に向けて車とかスーツとか用意する事いっぱいあるの!」
マチにそう言われると、シャルナークは全力で拒否している…参謀は忙しそうですね。
「ウボォーは見張り失格だし…」
シズクの毒舌で、ウボォーさんはバツが悪そうに顔を背ける
「失格じゃなくても実行組はこのあと作戦会議があるからダメだからね!
オレ・ウボォー・シズク・フランクリン・フェイタン・マチ・ノブナガは見張りムリ」
「オレとボノはちと私用で出るわ」
「私とコルトピも団長と行動するから無理ね」
フィンクスとパクノダがそう言った後、最後尾を歩いていた私に全員が振り向いた。
と思ったら、見てるのは私じゃ…ない?
瞬時に察して自分も後ろを見る
残る一人って…
「となると…ヒソカ?」
「オーケィ」
「え…」
20231012