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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第120章 120話






あれから私が何も言えずにいると、ほどなくしてウボォーさんが帰ってきた。

シャルナークにフィンクス、クロロとコルトピとシズク


ぞろぞろと小部屋に人が集まりだしたので、1階にある大きな部屋へと移動する事に


「そのコ、誰?新しい団員?」

「逃げなかったんだな」


シズクとフィンクスが私に気が付きそう言うと、クロロは「後で説明する」と言って私に前を歩かせた。







「全部だ、地下競売のお宝丸ごとかっさらう」


「本気かよ団長、地下の競売は世界中のヤクザが協定を組んで仕切ってる、だからそいつが止めに来たんじゃねえのか?
手ェ出したら世の中の筋モン全部敵に回す事になるんだぜ!!」

「怖いのか?」

「嬉しいんだよ…!!命じてくれ団長、今すぐ!!」


血沸き高揚したウボォーの声が部屋に響いた。
クロロはそんなウボォーに一瞥を投げて、落ち着いた声色で続ける

「…そうしたいところだが、ウボォーの言う通り…まずはこいつの疑念を晴らすところから始める必要がある
他の団員にも共有しておかないとな」


ウボォーは昂った闘志を抑え、大きく舌打ちをした。


「その子はオレが昨日見つけた侵入者なんだけど、説明しようにも話の内容と主張が要領を得ないんだよね…」

「あれから何か解った事はないのか?」

「尋問も身体検査もしたけど、何も…ウボォーとパクノダは?」

「主張は一貫してるわね、ただ…誰か守りたい人が居るみたい。」

「オレは寝てる間見張ってただけだから解んねえな、一度アジトから出たのに戻ってきたり…逃げられるのにオレの小便にまでついて来ようとする変なガキだ」


口々に私に付いての報告がなされるなか、ウボォーは見張ってなかったんじゃん!とシャルナークとパクノダにどやされている

その様子を見てクロロは短くため息を吐くと「本人から聞こうか」と全員の注目を私に集めた。




20231011
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