【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第118章 118話
絆されたなんて思いたくないっ!
ただ私が間抜けだっただけ…
ピリッとした痛みが太ももに走り、思うように身体が動かなくなった。
目の前のシャルナークは「お、イケた」と上機嫌に笑っている
私っアンテナを刺されたんだ…!
「…!」
「あはっ、ごめんね。一応キミ捕虜だから」
先ほどと変わらない愛想の良さで、ニコニコしながら携帯を操作している彼を見て背筋が凍った。
一言も話せないし、1ミリも身体が動かない…
私の馬鹿!どうして自動モードにしておかなかった?!助けてくれたからって油断した?
いいや、そうじゃない…シャルナークには殺されないって、どこかでそう願っていた。
だからこれは…愚かな期待をした私のミス…
「女子高生操るのって、なんかちょっと罪悪感あるな~…」
認識が甘かった自分を責めていると、勝手に身体が動き首元のスカーフを外した。
そのまま袖のボタンを外して着ていたセーラー服を脱ぐ。一切の抵抗ができない…。
みるみるうちに私はローファーも靴下も脱ぐように操られ、最後に結んでいた髪も解かれた。
辛うじて上はまだキャミソールを着ているが、スカートはずり落ちている…
スパッツを履くようにしていて良かったと心底思った。
「んー、特に隠し持っているものも発信機もないか…」
バン!
「ぅおーい!持ってきたぜ~!ったくお前は相変わらず人使いが荒いな…」
その時、大きく扉が開かれズカズカと誰かが入ってくる
私は眼球だけ声の方に向けると、そこにはこちらを見て動きの止まったウボォーが居た。