【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第117章 117話
「そろそろお尻も痛いんじゃない?ソファーに座りなよ」
「え!?あっ、いいんですか…?」
「オレもここで屈んだままだと話し辛いし、そうしてくれると助かるんだけど」
少し困った様に言えば、彼女は即座にソファーへと移動した。
ふむ…なんかチョロいな…
「よいしょっと、それで ホントのとこどうなの?」
「わ!えっ!? ホントのとこって…」
ドスっと隣に腰かけると、彼女は限界までオレから離れた。
なんかそれはそれで傷つくんですけど
「別の世界から来て、全部知ってるんですって、本気でそんな話信じてもらえると思ってる?」
「…」
なんだかものすごく悲しそうな顔をされてしまった…。
いやいや、オレは尋問をしてるんだし、もっと強く詰めたっていいだろ
「だいたい、オレ達の事を知っておいて、よくキミ一人で来たね」
「それは…、誰も巻き込めないから」
「仲間はいないの?」
「居ますけど、仲間というか友達で…やっぱり巻き込みたくなくて」
やはり仲間は居るか…。
巻き込みたくないって言う事は、そいつらはこの件を知らないんだな…。
「キミ何歳?」
「じ…17です。」
「じゃあオレの一回りくらい下か~」
その他にもくだらない質問を挟んで、少し慣れ合う
こういう感じの子なら、距離さえ詰めればどこかでポロっと本当の事を喋ってくれそうだと思ったから。