【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第117章 117話
「ごめんなさい。そうでした、えっと…頂けるなら…なんでもいいです。」
「そう、ならサンドイッチかハンバーガーかな、テーブル無くても食べられるし」
「買いに行くんですか?」
「いや、街に出てた他の団員がもうすぐ帰ってくるから、そいつらに頼む」
「ああ…成程。」
ピッピッと軽快にメールを打ち、送信
彼女に視線を戻すと、また挙動がおかしくなっていた。
この定期的に変な動きになるのなんなんだろ…やっぱイカれてんのかな…
「どうしたの?」
「あ、あの、あの、帰ってくる人ってだ、だれ」
「ウボォーって男と、あとフィンクス…それ以外は知らないけど…何人か来るかもね、名前聞いてわかるの?」
「…」
どうやら解るみたいだな…それともフリか、妄想か
突然顔を青くしてうつむいてしまった…。
「そういえば、名前なんて呼んだらいい?」
「あ…名乗るのが遅れてすみません…。名前です…。」
「オレの名前はもう知ってたよね。他の団員の名前も知ってるの?」
「…はい。」
「パクとウボォーに何かあるの?」
「え!?」
ひときわ大きな声で反応する
何か隠してるんだな…
「寝言で2人の名前言ってたよ」
「っあ~…!いや、何でもなくて…多分夢を見ていてそれで…」
嘘がヘタだな…
まあいいや、きっと別の仲間の能力でオレたちの事を知ったか
あるいは団長みたいに、念能力をコピーして複数使える能力者なのかもしれない。
アイツ等が帰ってくるまで暇だし、ちょっとは尋問しておくか…