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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第106章 106話









「本当に一人で大丈夫…?」


「う…ウン…、何かあったらいつでも戻ってこれるし!私にとって良い機会だと思うからっ…!」


「本当か~?カッコ悪く背中丸めて帰って来んじゃねえぞ」



笑うキルアと、本気で心配そうなゴン

二人には、今後の準備のために協会へ出向いて話を聞いてもらうことになったと打ち明けた。


「名前ちゃん…帰ってくるのよね…っ!」

玄関先で見送るゴンとキルアの後ろで、よろよろと涙目のミトさんが鼻をすすっている


「はい!なるべく早く戻ります。危ないところへ出向くわけじゃないので、泣かないでください…!」

かなり急だったのでミトさんは動揺を隠せない様子だ…
なるべく早急に解決する必要がある為、こればっかりは仕方がない。


私のために泣いてくれるなんて…、なんだか嬉しいな…。




「いつでも帰っていらっしゃいね。アナタのお家だと思って…」





ふんわりとミトさんに抱きしめられて、少しだけびっくりしたけれど
私はすぐに目を閉じて抱きしめ返した。




優しく包んでくれるミトさんからは、お母さんの匂いがした…






20230917
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