【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第103章 103話
おまけ
<夕食後>
「ゴーンー、…名前ちゃんと何かあったの?」
「えっと、うん…」
「喧嘩でもしたの?」
「ケンカはしてないんだけど…、昨日ミトさんに聞かれるまで名前の事どう思ってるのかなんて言葉にしてみたことなかったから
なんだか無性に思ったことを伝えたくなっちゃって…そしたら名前、あんまり喋んなくなっちゃって…」
「!! まさか好きって言ったの?!」
「ちっ違うよ!そういうんじゃないってば!
今日…帰り道で、夕日に照らされて楽しそうに笑う名前が、すっごくキラキラ輝いて見えて
それで綺麗だなって思ったら…つい口に出てて…」
「なぁに…それなら大丈夫よ。仲の良い男の子に褒められて嬉しくない女の子なんて居ないんだから、ちょっとでもドキドキさせたら上出来よ」
「そっか、それなら大丈夫だったかな」
「あら、何か確信でもあるの?」
「うん、名前に”どきっとした?”って聞いたら”はい”って言ってたし」
「ゴン!あなた直接名前ちゃんに聞いたの…?!」
「えっ…?ダメだった?
昨日ミトさんが言ってたから、ドキッとしたかどうかが大切だって」
「それは…ちょっとやりすぎちゃったかもね…」
20230817