【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第99章 99話
「ミトさんって、懐が深いというか…、順応性高いよね」
夜、キルアと一緒にベッドメイクをしながらそうこぼした。
まあ、ある日突然ゴンを受け入れて母親の代わりになったくらいだし、ジンの従妹だし…
今までいくらでも突拍子のない事に巻き込まれてきたのだろう。
「お前の事もすんなり受け入れてたしな、オレだったら絶対信じらんねーけど」
「キルア、初めて私のこと話した時…ちっとも信じてなかったもんね」
クスクスと笑いながら完成したベッドに2人で転がった。
「ふぁぁ〜ねみ。」
「ゴン、まだミトさんと話してるのかな」
「ん〜、ほっとけばいいんじゃね。オレ先に寝るわ」
「わかった、私ちょっとゴンに声かけてから寝るね」
簡易式のベッドを含めて3つ
同じ寝室だけど、パーティションを出してくれたので一応ゴンとキルアとは離れた場所で寝る事になった。
私は大して気にしていないけど、ミトさんなりに工夫して配慮してくれたみたい。
ありがたいな〜と感じながら階段を下ると、ゴンとミトさんの会話が少し聞こえてきた。