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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第99章 99話






「うわー!美味しそう!」


料理を運んでいると、お風呂から上がってきたゴンがキッチンへと来た。

「ほんとう!ご馳走だよね!!」


家庭料理が恋しい私にはありがたい。
今まではどちらかと言うと作る側だったから、誰かの手料理というだけで嬉しいものだ。




「いただきまーす」




そうして全員が集まり、食事をする。
元居た世界では当たり前だったこの光景も、尊いと感じるほど焦がれていたのだろう、ジーンと懐かしい気持ちに溢れていた。


「ん〜!お魚が美味しい!」

ミトさんの手料理は本当にどれも美味しかったが、魚と野菜が蒸し焼きにされたアクアパッツァの様なものが特に美味しかった。

「そう?お口に合って良かった。」

「やっぱり、島だからお魚が美味しいんですかね?」



ニコニコと話すミトさんと私にゴンは驚いた様だ。
「2人とも、もう仲良くなったの?」と、こちらを見て目を丸くしている。


それを見て私たちも「確かに〜」と笑い合った。

一緒にお料理をしているうちにあっという間に打ち解けてしまったみたいだ。
私はこちらに来てから心を許せる女性は初めてだったし。
ミトさんからしても、私の様なタイプの人種は珍しかったのかも

沢山興味を持ってもらえて、沢山お話をした。

その後も食事の席での会話は続く
報告できなかった分、ゴンは試験での色々な事をミトさんに話していた。


その中で私の事情を説明する場面もあったが、調理中に事前に伝えてあった内容で察してくれたらしい。
ミトさんは特に突っ込まずに最後まで話を聞いてくれていた。






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