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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第95章 95話



「名前さん?イルミの事は知っているのよね?」


「ぃ…ハ…、はい…。」


「イルミの事はどう思っているのかしら?」


「す…すごく怖い人だなって…。あ!いや…!」


思わず素直に応えてしまったが、言いきってからハッとした。
普通母親の前で息子を怖いだなんて言ったら不愉快にさせるだろう…
失言した!と、そう思って慌てて否定するが…


「あら、ふふふありがとう。それじゃあイルミがいいかしらね」


そうだこの家族普通じゃないんだった…

「怖い」と聞いたキキョウさんは、頬を緩め
嬉しそうに携帯を取り出しピピピと操作する…


「ちょっと待ってください!イルミさん呼ぼうとしてます?!」

「呼んだわ、5分もあれば来ますから、少しお待ちになってね」

「あの!あの!私イルミさんとは殆ど面識なくて
その!え〜っと…!できればミルキさんの方が素敵だな〜って」


こればっかりは本音だ、ミルキの方が(多分)本気で私を殺そうとはしないはずだし、なんだかんだで優しいし、何を考えているか解りやすいし

そして何より!私自身(三次元)に興味を持ってない!そこがサイコー!ミルキ最高〜!



「ミルキは外に出ないと思うわ。また別の機会にしましょう。
初めましてでも大丈夫、お見合いってそういうものですのよ。」


さあ、準備致しましょうね。と上機嫌で席を立って行ってしまった…。

ウソでしょ…、キキョウさん本気なの…?

まさかこんなにミルキに会いたいと思う瞬間が来るなんて…。



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