【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第92章 92話
静謐な朝、食器を洗う音、鳥の鳴き声…
朝食後いつもの様に、ただ黙々と皿を洗ってはズシに渡している
今日は妙に静かだな…
「はい、これで終わり ズシ、手伝ってくれてありがとうね」
「…いえ、自分も食べたんで当たり前っす。
…名前さんが居なくなったら、このくらいのこと一人でやれる様にならないといけないっすから…」
「え…?」
しょんぼり項垂れて目を見ないズシは、らしからぬ雰囲気だ。
一体どうしたと言うのか…
「それってどういう意味?」
「…もうすぐ、名前さんと、ゴンさんとキルアさんともお別れじゃないっすか…」
ここにいる間に目標にしていた念の修行も無事達成し、私は新しい能力を身につけていた。
念による自動転送能力
最初は不可能だと思っていたシャワーの水滴一つ一つが、今ではオーラを通して手にとる様にわかる
ズシには沢山手伝ってもらったな…