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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第80章 80話







彼らが事あるごとに食べている美味しいソフトクリーム屋さん


「3つ、お願いします。」


注文したミルクソフトクリームを受け取り路地裏へ・・

「・・・・ん!」



目をつぶって念を発動させ、次の瞬間には闘技場のゴンの部屋に到着
私は得意げな表情を浮かべていた。





「わっ!本当にきた!」

大きな声で驚くゴン
念を見せるのはダメという事なので、一応彼の死角から買ってきたアイスを1つ手渡した。

ドギマギしつつも受け取り「全然溶けてない~!」と喜んでる。

「イタダキ」

横からキルアにもアイスを奪われた。



遠慮のない態度に、金銭を請求してやろうと向き直ると
ふいにゴンに服を引っ張られてしまった。

「名前すっごい頑張ったんだね!はい、大事な指輪なんでしょ?今のうち返すね」

「えへへ、まっすぐ褒められると照れるよ。
指輪はいいの、とりあえずゴンが持ってて。同じ場所にあってもしかたないし
何かあった時、すぐゴンの所に行けるから。」



「いいの?」と目をぱちぱちさせるゴンの首にチェーンで指輪をかける
お揃いなのはちょっと恥ずかしいけど・・



「指にするにもウイングさんの糸がもう薬指にしてあるから煩わしいでしょう?」

「そうだね、こっちの方が無くさないかも。」


「その糸普通の糸なんだろ?なんで外れねーんだ?切っちまえよ」

キルアが悪知恵をゴンに吹き込んで、指から糸を引っ張っている。
その様子を見かねて「取れない様にできているから」と口を挟むと
キルアはちぇっと詰まらなさそうにテレビをつけた。




「不思議なんだ、この糸を見ると落ち着く。強くこすっても全然取れないし」

「念て不思議だよね・・」


何も考えずだらりとアイスを食べながらソファーに座る

穏やかな時間・・いつまで続くかわからないけど、私は今すごく幸せだ・・。



20160816
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