【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第61章 61話
「やったーー個室だーーー!!」
100階以降の特典の個室は少し狭いが寝泊まりするには十分といえるワンルーム
予定通りゴンとキルアの2人にはそれぞれこの部屋が与えられた。
「もうお金と宿の心配はしなくていいね」
「そいつはどうかな」
私とゴンは備え付けのベットに腰かけている
キルアは向かいの椅子に座り偉そうにそう話し始めた
「この個室は100階から落ちればすぐにチェックアウトだ
90階から100階へ上がれたことと100階以上に残ることとは・・」
しかしそんな話に興味のない私は、軽く探索しようと立ちあがり部屋中をうろつく
ふと窓の外を見れば、100階から見下ろす景色はそれはもう圧巻だった・・
そうしてそんなに広くもない部屋を見て回り、もう一つの部屋の方も同じ間取りなのだと確認する・・
うーん、困った・・・・・
「あの、私どうした方がいいかな」
「あ?なにが」
「何処で寝ようかなって思って・・」
部屋は2つしかないし、ベットもシングルだと私の寝るところってないのでは
そう思って特に深い意味もなく聞いたつもりだったんだけど・・
「はっ・・!?おま・・・、アホか!お前はホテルに泊まれよ!!」
「えっ!ヤダ!だって1人じゃ不安だし、会うのも不便だし」
「ワガママ言うなよ!無理だろどう考えても!」
「解ったよ!わたし床で寝るからー!!」
「そういう問題じゃねーーーー!!!」
いつのまにかお互い声を張り上げて言い合いになってしまっていた。
だってキルアが酷い事言うから・・
この世界に来てまだ1ヶ月と少ししか経ってない私に、1人でホテル住まいとか難易度高いよ!!
「わかった、じゃあオレキルアの所で寝るからこの部屋使いなよ」
「え・・」