【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第59章 59話
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「おはよう!」
自室で纏と練の修行をしていると、隣の部屋に泊まっているゴンが私の部屋を訪ねてきた。
私は慌てて念をしまう
「おはよう、今朝はゆっくりだね」
「うん、長旅で疲れたせいもあって、キルアもまだ寝てるよ。」
「朝食にはもう遅いから、少し待ってお昼を食べに行こうか?」
「そうだね、その前にエントリーだけしちゃっていい?」
「オッケー、着替えたらそっちに行くよ」
短いやり取りを済まし、私は身支度を整えた。
なんでもない日って、なんだか凄く久々な気がする・・
髪形をいつもとは少し変えて、制服に袖を通し
私はゴンとキルアの部屋に向かった。
「キルア!名前も支度終わったって!もうキルアだけだよ!」
部屋に着くと、まだ寝床から起き上がれていないキルアをゴンが必死に起こしていた。
キルアって朝弱かったっけ?
「んん~・・・わーったよ、いまおきるから」
なむなむ言いながらしかたなし気にベットから起き上がる
キルアは腰を曲げた体制のまま洗面台へ向かって行った。
「ごめんねー・・、さっきから起こしてたんだけど
名前がまだ来てないから寝てられるだろって起きてくれなかったんだ。」
「ああ、だから呼びに来たんだね」
「うん、まだ少し待たされるから座ってなよ」
「ああ、ありがとう」
備え付けられている椅子に乗せてあった荷物を退かし
ゴンは私に腰かけるよう言った。
甘んじて私はそこに座ったが・・
なんとまあ一晩でよくここまで散らかしたものだ
テーブルの上には服が脱ぎっぱなしになっていて
2つある椅子にはキルアの荷物と先ほど退かしたゴンの荷物が積みあがっていた。