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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第57章 57話


そしてその後、きちんとギャンブルにペッドし今に至るという訳だ・・。



「お金、どうにかなったんですか?」

席に着くとウイングさんがそう話しかけてくる
まさかどうにかなったなんて思っていないんだろうな

「はい!10万ジェニー程・・!」

「10万・・?!そんな大金どうやって・・。まさか危険な事はしてないですよね」

それに私がつい自慢げに答えると
ウイングさんは向き直って驚いたように声を上げた。

「あ!いえいえ!してないです!してないです!!
お金持ちの知人とたまたま出くわして・・ってなんかそれも怪しいですよね」
(まあ危険な事と言えば危険な事ですけど・・

「え・・援助交際などはたとえ今日見知った人物でも見逃せませんよ・・」

「そそそそんなええええ援助交際って・・!」

ジリジリと真剣な目つきで私を睨むウイングさん・・
まあそう思われても仕方がないのかもしれないですけど・・。

「そんな事しないですって!ほら!試合が始まりますよ!!」

どうにか話をそらし、誤摩化した




『それでは、ギャンブルスイッチオーーーン!!』
実況のお姉さんが高らかにそう叫ぶ
そのかけ声と共に、私は間違えないようにキルアに票を入れた。

これで一安心・・
やっと肩身の狭い思いはせずにすむよ

「まさか貴女・・いま投票していましたけど・・
お金、使ってしまったんですか・・・?」

「え・・・はい・・、そうですけど」

「幾ら・・?!」

「ぜ・・・全額・・。」


みるみるウイングさんの顔が鬼の形相に変わって行く・・

ワケけも解らない私は鞄を抱きしめ、思わずベンチから立ち上がった。

「アナタっていう人は・・!いったい何を考えているんですか!
ギャンブルにお金をつぎこむだなんて・・、そのお金を貸したお友達はどう思うか。
差し出がましい様ですが、言わせてもらいますよ・・そもそも学生なのに家に帰らないなんてどういう・・」

くどくどくどくど・・
どうやらウイングさんに絶大なる勘違いを植え付けているらしい私は、その後盛大に説教をされた。

こんなに口うるさい人だったっけ・・?と思いながらもズシの試合が始まったせいもあり、いったんは落ち着いてくれたけど・・・。


この後いったいどうやって誤解を解けば良いのやら・・







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