【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第56章 56話
「あっという間に3人になっちゃったね、さてどーする?」
空港で2人を見送り、私達はターミナル内で何処へ向かうのか相談していた。
まあ、黙っていれば天空闘技場になるし、私もそのつもりなのだけれど
「ゴン」
「ん?」
「金はあるか?」
「うーん実はそろそろやばい」
「・・・・。」
「オレもあんま持ってない、そこで一石二鳥の場所がある」
もはや私にその質問は愚問という事か・・・完全無視ですね。
「天空闘技場!」
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目指せバトルタワー!
そう意気込んで向うはいいものの
私はまた飛行船のチケット代やら食事代やらを2人に借りることになってしまった。
「うううんんん・・・本当にごめんね・・」
「大丈夫だよ!キルアが何とかしてくれたし」
「ばっかやろーコレは立派な貸しだからな、もうオレ達も後はねーぞ」
3人共綺麗に一文無しだ、私は本当に2人についてきても良かったのだろうか・・
そんな事を言おうとするものなら、ゴンは先ほどから大声で否定してくれるのだけれど
「ったく、足手まといになるなよな」
キルアの言葉が結構ぐさぐさきますね・・。
「キルア!そんな事言ったらだめだよ。
名前だって一生懸命やってくれるんだからっ・・・・・お金はないけど!」
「ご・・ゴン・・・・」
この子たまに解らない・・
そんな調子で年下2人組に苛められながら、私は長いフライトを終えた。
精神的に参る空の旅だったな・・・