第9章 誤解?
まるで時間が止まったかのように流れる沈黙。
端から見れば私はトド松くんを押し倒し襲ってる。
最初に口を開いたのはおそ松くんだった。
お「・・・おいおいおい銭湯いく準備してんのかと思ったらなにやってんのかなー?それに長男様を差し置いて抜け駆けなんてずるいんじゃないのー・・・トッティ」
ーーーやばい、なんか纏ってるオーラがやばい・・・!
「いやっ、あの、違うんですこれは・・・っ」
手首に痛みがあるも、すぐに体を起こしトド松くんから離れる。
ト「そうだよ!おそ松兄さんが考えてるようなことしてないし!たまたまバランス崩れて倒れちゃっただけ!それに抜け駆けだなんて人聞き悪い言い方やめてよ!」
お「あぁ?末っ子の分際で長男様に歯向かっちゃっていいのかなー?」
ト「末っ子とかいま関係ないじゃん!それに先に抜け駆けしたのはおそ松兄さんでしょ!」
「や、あの、ちょっと・・・」
トド松くんも立ち上がり2人で言い合いを始めてしまった。
ーーーなんでそのこと掘り起こしちゃうかなぁ!ねえ!バカなの!?
お「オレは長男様だからいいんだよ!」
ト「それこそ長男とか関係ないから!ボクはななみちゃんを」