第9章 誤解?
一「ねぇまだ・・・早く行かなきゃ銭湯閉まるんだけど」
トド松くんが何か言おうとしていたその時、遮るように襖が開き今度は一松くんが入ってきた。
お「おぉ一松〜!聞いてくれよーこの2人ここでヤろうとしてたんだぜ〜?ありえなくね?」
そう言いながら一松くんの横に行き肩を組みながら蔑むような目で私たちを見るおそ松くん。
一「え・・・まじかよ・・・・・そりゃないね。」
同じような目で私を見つめる一松くん。
「いや、ヤろうとなんてしてませんから。」
ト「そうだそうだ!」
ーーーあんたらにだけはそんな風に言われたくない!ありえないのはどっちよバカ!!
ト「本当いい加減にしてよね!もう兄さんたちなんか無視して行こっ、ななみちゃん!」
そう言って私の手をとりスタスタと階段を下りていく。
「あ、うん・・・・ッ」
トド松くんに掴まれた手首が痛む。
ーーーけっこう、力強いんだ・・・手首、痛いや・・・さっき手ついた時にやっちゃったのかな・・・
ト「・・・・」
そのまま無言で外へと連れだされた。