第9章 誤解?
そのあとは2人とも無言のまま手を進め、洗い物を終える。
「・・・手伝っていただいて、ありがとうございました」
目を合わさずぺこりと頭を下げる。
チ「いいえ。ねえななみちゃん、今日はぼくらと銭湯へいかない?」
「え?私も一緒にですか?」
チ「うん。まぁ、ななみちゃんはどのみち奴隷だから拒否権はないから。すぐ準備してね。」
そう言い残しスタスタと二階へと上がっていってしまった。
ーーーなんなのよもう!・・・でも、トド松くんもいるし、まぁいっか。
二階の自分の部屋へと行き、着替えなど持ち銭湯へ行く準備をする。
まぁ考えてみれば家でお風呂入るより、銭湯で入ったほうが安全っちゃ安全だよね。
そんなことを考えていると、襖をノックされた。
「はーい」
そちらへ顔を向け返事をするとスーッと襖が開き、そこにはトド松くんがいた。
「トド松くん・・・」
ト「ななみちゃんも一緒に銭湯行くんだってね?・・・行く前に、ちょっとだけお話いいかな」
「あ、うん、・・・大丈夫だよ」
ーーー話ってやっぱり・・・一松くんとのこと、かな・・・