第8章 油断 ※一松
一「・・・淫乱・・・ッ」
痛いくらいにそそり立っている肉棒を、厭らしく濡れたななみの其処へとついに宛てがう。
興奮のせいか、俺も息が上がる。
だがさすがに両手がふさがっていては入れることができず、タオルは掴んだままで押さえつけていたななみの手を解放する。
するとその時ドアの向こうから階段を降りてくる足音が微かに聞こえてきた。
「んッ・・・んぅ"・・・・っ」
ななみには聞こえていないのか、解放された手を壁につきタオルを噛み締めたまま官能的な声を漏らして腰を揺らして誘惑してくる。
一「・・・静かに。誰かいる」
掴んでいるタオルをクイッと此方に引っ張り、後ろから包み込むように空いている手をななみの顔の横へつき、ななみの動きを封じ込み、黙らせる。
「・・・ッ・・/」
俺の肉棒がななみの尻の割れ目にあたり、さらに欲を膨らませる。
ーーーあぁ、やばい。こいつの髪、いい匂い・・・耳真っ赤だし・・・誰だよ降りてきた奴はやく二階戻れよ
そんなことを考えながらななみの耳をひと舐めしてみる。
「・・・・んぅッ・・」
目をぎゅっと瞑りななみの口から甘い声が漏れた。
先ほどの足音は丁度台所側へと遠ざかっていた。