第5章 初めての夜 ※おそ松
「い、・・・っ!」
布団に手をかけられ叫ぼうとしたその時、布団の上から口を抑え付けられた。
お「ななみちゃんが騒ぐなら、無理矢理黙らせるけど・・・それでも騒ぐ?」
ーーー笑顔だけど、笑顔じゃない。・・・目が笑ってない。
恐怖のあまりふるふると首を横に振る。
お「よーし。それじゃ、さっそくセックスしますか!」
ニターッと笑ってガバッと布団を剥がされる。
ーーー私、本当にヤられちゃうんだ・・・嫌だ・・・でも騒いだらどうなるかわからない・・・誰か助けて・・・っ
恐怖や不安から胸元をぎゅっと握り締め目を固く閉じる。
すると優しく手を包み込まれた。
お「ななみちゃん、初めて?」
ゆっくり目を開けると、わたしに跨がるおそ松くんが優しくわたしを見下ろしている。
「・・・・っ」
首をふるふると横に振る。
そう、私は高校を卒業後就職してすぐに先輩と付き合い、その先輩に処女を捧げた。
お「・・・なんだ中古かよ。」
途端に冷たく言い放たれ、前で留めていたパジャマのボタンをぶちぶちと外された。
「い、いや・・・やめてッ」
咄嗟に胸元を手で隠すも、その手を容易く顔の横に抑え付けられてしまった。